
お局様と呼ばれる人は、大抵の会社にいますよね。
そして、お局様は立場の弱い派遣社員をターゲットにする傾向があります。
あなたも、そんなお局様に嫌な思いをさせられているのではないでしょうか。
これからのことを考えると、思い切った行動に出られないのも分かります。
ですが、このまま我慢すれば、あなたの心身に影響が出てしまうでしょう。
ここでは、派遣社員が、お局様にいじめられた時どうすればいいのかについて解説していきます。
もくじ
派遣先お局がいじめてきたときにやるべきことと心構え
メンタルコントロール
ひとつひとつは小さな嫌がらせでも、積み重なれば心身は痛めつけられていきます。
一日のうち多くの時間を過ごす会社での出来事であれば、あなたもさぞ胃が痛い思いをしていることでしょう。
あなたが派遣社員として就業していて、例え仕事上のミスがあったとしても、
それはいじめを受ける理由にはなりません。
仕事でミスがあるならば、どうすればミスが減るのかを考えるべきであり、相手を萎縮させればミスを誘発することくらい、子供にだって分かるでしょう。
まして、雇用形態がなんであれ、「お局様」と呼ばれるほど社歴が長くて業務に精通している人ならば、それを考えてこそのベテランでしょう。
いわれのない攻撃を受け続けて、あなたの心は疲れ、傷つききっていないでしょうか?
あなたの置かれている状況を打破するためにも、まずは落ち着いてみましょう。
何も考えずにベッドや布団に寝転がり、手足を伸ばして深呼吸。
嫌なことを思い出しそうになったら、
と口に出してみればいいです。
普段は口に出来ない言葉を口にすると、意外にスッキリするものですよ。
気分が落ち着いたら、次のステップに進みましょう。
派遣会社の担当営業に連絡を入れる
勤怠連絡用のメールアドレスに詳細を書いて送り、面談を求めるのが唯一の選択肢です。
なぜメールにするのかというと、あなたが確かに派遣元に対して
相談をしたという証拠にもなるからです。
言葉を口にすると、重ねるごとに感情的になってしまい、ポイントがずれていくことも多いです。
まして、嫌なことをされた事実を淡々と話すのは、とても難しいんです。
あなたにとっては、現在進行形のトラブルなのですから、
感情的になるなという方が無理ですよね。
メールという活字のいいところは、感情でぐちゃぐちゃになっても、送信前なら修正できるところ。
最初は感情に任せて書き殴ってもいいですが、まずは下書きにしておいて、落ち着いてから事実を抽出して整理すればいいんです。
派遣元会社、つまりあなたと契約を結んでいる派遣会社は、派遣先企業に対して何も出来ない、という話をネット上ではよく見ます。
確かに関連企業であったり、中小の派遣会社の場合はそうかも知れませんが、母体の大きい派遣会社は、スタッフが不当な扱いを受けた場合にかなり迅速な対応をしてくれます。
要するに、力関係が50:50とまでは行かなくても、拮抗し得るだけの力がある会社だからですね。
あなたの所属している派遣会社が大手3社
のいずれかであれば、迷わず相談して大丈夫。
中小の派遣会社でも、悩まなくていいですよ。
とにかくトラブルが発生していることを、担当営業に知らせることが大事なのです。
我慢は無駄、反撃はもっと無駄
2ヵ月や3ヵ月の契約を更新していく派遣社員にとって、派遣先でのトラブルは、評価が下がるのではないかと不安になるかも知れませんね。
私の知人は、語学とオフィス関連のスキルを持っていたため、派遣先でいじめに遭って契約期間中に契約を解除した後も、仕事はすぐに決まりました。
あなたにスキルがあれば、決して新しい仕事はなくなりません。
スキルは、あなた自身の商品価値を上げてくれるものであり、武器です。
大事なことは、あなたが心身ともに消耗しきってしまわないこと。
合わなければ辞めることが出来るという、派遣社員の利点を使わない手はありません。
上記と同じ理由で、
反撃を試みるのは無駄だと言えるでしょう。
残念ながら、派遣先にお局様のいじめを訴えても、取り合ってもらえる確率は低いです。
かえってあなたの評価を下げることになりかねないことを考えると、得策ではないことが理解できるのではないでしょうか。
立場の違いをネガティブに捉えれば、格差という言葉になります。
だが、ポジティブに捉えれば、あなたは合わない会社から
去ることが出来る自由を持っている、とも言えますよね。
と嫌な思いをさせられているのなら、
と去ってやればいいのです。
勝ち目のない反撃のために、時間を浪費するのはもったいない。
腹の中で「バーカ」と舌を出してやる余裕が出来れば、あなたの勝ちなのです。
自分を守るために証拠集めを
そもそも職場でいじめをするような人間に、ろくな人間はいません。
どんなに外見が美しかろうと、仕事が出来ようと、人格者だと言われていようと、いじめをした時点で、その人間はろくでもない人間です。
大抵の派遣会社の担当営業は、あなたの味方であり、意を汲んでくれる存在です。
残念ながらそうではなかった時のために、手帳やスマホなどに
・何をされて
・どう感じて
・どういう風に対応したか
を記録しておくといいでしょう。
録音できるのなら、スマホで録音しておくのもいい手です。
証拠があるのとないのとでは、説得力がまるで違いますからね。
「今は証拠集めをしているのだ」と思えば、嫌がらせを受けても受け止め方が変わってくるのも利点のひとつです。
と思えば、あなたへのダメージは随分と低くなるはずです。
そして何より、ダメージも与えられないのに嬉々として低俗なことをしてくるお局様が、とてもちっぽけでつまらない存在に見えてくるでしょう。
真正面から受け止めようとすることは立派だが、それに値しない存在もいるのです。
契約満了まで、仕事だけは淡々と
うまく担当営業との話がつけば、あとは契約満了まで最大3ヵ月を耐えきればいいだけです。
ここまで辿り着いたあなたは、恐らくお局様に怯えていたあなたではありません。
恐怖や怯えを取り払ってしまえば、そこにいるのは「どこにでもいるが、付き合いたくはない人間」です。
あちらはあなたの契約満了を知ったら、「してやったり」と卑しく笑うか、急に自己保身に走って優しくなるかのどちらかでしょう。
どちらにしても、
情けなくみっともない姿であることに変わりはありません。
あなたがすべきことは、あなたに割り振られている仕事を淡々とこなすことと、
次の派遣先を探すことです。
今回のことで、派遣会社が当てにならなかったなら、違う派遣会社に登録して、そこから違う派遣先に行っても全く問題ありません。
面接等で早退しなければならないこともあるでしょうが、派遣先の同意さえ得ていればいいので、気に病む必要もないですよ。
派遣先でお局にいじめられたら【まとめ】
・派遣会社の担当営業に連絡を入れる
・出来るだけ証拠は持っておくこと
・さっさと次の派遣先を決めて契約満了すること
よく聞くのが、
という論調だが、それはいじめを助長する考え方です。
コミュニケーション能力に問題がある派遣社員だっているでしょう。
だがそれは、いじめをしていい理由にはなりません。
どんな理由をつけようと、いじめはいじめ。
社会人のすることではないのです。
これまで、あなたは一生懸命に我慢してきたのでしょう。
だが、低俗な輩のために、あなたが傷ついて我慢することはありません。