
仕事上で分からないことや、判断に迷うことに出会うことはよくありますよね。
そのような時は上司にすぐ聞きたいものですが、怖い上司だと

と思ってなかなか聞けない場合もあるでしょう。
この記事では、上司が怖くて聞けない時の対処法と、聞かないことの危険性について紹介します。
仕事で本当に怖いのは、上司よりも「聞かない」こと自体なんです。
取り返しのつかなくなる前に今すぐ対策をとっていきましょう。
・仕事で分からないことが多いが、上司が怖くて聞けない
・怖い上司に上手く質問するための対処法を知りたい
・上司が怖いので、いつも適当に判断して仕事を進めている
もくじ
上司が怖くて聞けない時の対処法
上司が怖くて聞けない時の対処法は、以下の通りです。
・まめにコミュニケーションをとる
・積極的に相談する

上司の人間観察をする
まずは、上司という人間を観察することで、どのような人物なのかということを研究することをお勧めします。
仕事中はもちろん、職場を離れた時の発言や行動、趣味嗜好など、様々な視点から観察することで上司の人となりに関する多くの発見があるはずです。
人物における「怖い」というものは、往々にして一つの側面にすぎません。
仕事中は怖くても、職場を離れた場所や家族の前では冗談をよく言ったり、意外と天然なところがあったりする人物であることが多いのです。
そうした上司の「怖い」以外の属性を知れば知るほど、「怖さ」の存在が薄まり、

という意識に変えられるでしょう。
私が新卒で入った会社で別の部署に、いつも大声で怒鳴って怒っているとても怖い上司がいました。
ですが、よくよくその上司を観察してみると、怒鳴っているように感じたのはただ単に声が大きいだけであって、仕事中だけは厳しく、仕事が終われば冗談を言って皆を笑わせてくれる、とても良い人だったということが分かりました。
このように、上司を知り、情報を受け入れることで認識が大きく変わることはよくあるものです。
あえて、まめにコミュニケーションをとる
誰でも「怖い」と感じる相手とはなるべく距離を取り、関わらないようにしたいと感じますよね。
ですが上司ともなれば、毎日顔を合わさないといけないのが辛いところ。
そのような時は「敢えて」まめにコミュニケーションを取ることが有効です。
まめにコミュニケーションを取るべき理由は2つあります。
1つは「相手に慣れること」で、もう1つは「上司も人間である」ということ。
普段の挨拶や世間話、職場のイベントがあればプライベートな話をするなど、なるべく上司と話す機会を増やし、心理的な距離が違づくことで上司に「慣れ」ることで、怖さは和らいでいきます。
また、上司も一人の人間であり、感情は持っています。
部下から距離を置かれていることくらいは薄々感づいているし、少なくとも敬遠されていると分かって快く思う人はいません。
少々大げさかもしれませんが、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ですね。
思い切って踏み越えてみることで意外な収穫があったりするものなので、ぜひとも試してみてもらいたいと思います。
積極的に相談する
上司の怖さを軽減する方法として、「積極的に相談する」ことも非常に有効ですよ。
「怖くて聞けないのになぜ『聞く』ことを勧めるの?」と、疑問に感じるかもしれませんが、「聞く」ことが重要なのです。
多くの上司は、一つひとつの仕事や全体をまとめる手段についてあなたより知識を持っているでしょう。
ということは、仕事上で手っ取り早く正解にたどり着くためには、知識が豊富な上司に相談することですぐに解決が可能であり、上司が求める仕事を的確にこなすことで、上司からの信頼を得ることにも繋がります。
人から頼られて嫌な人はいません。
積極的に

などと上司を頼る姿勢を見せることで、上司は頼ってきた相手に対する可愛さが増すはずです。
また上司自身、あなたが「聞かない」こと自体にイライラしている可能性もあるんですよ。
仕事全体の指揮をとり、チームをまとめる立場である上司は、仕事が滞りなく進んでいるかどうかの情報が常に欲しいものです。
上司の指示があれば未然に防ぐことができたミスが頻繁に起これば、

と、相談しない部下に怒り、信頼がなくなってゆくこともよくあることです。
怖い上司を避けて聞かないリスクは大きい
怖い上司を避けて聞かないリスクは、以下の通りです。
・自己判断で進めた結果、ミスやトラブルが増える
・新人扱いされなくなった時に更に聞きづらくなる
・分からないまま仕事を進めるのが不安/嫌になり、ストレスが増える

当たり前ですが、分からないことをそのままにしておけば、いつまで経っても分からないままですよね。
怖い上司の代わりに教えてくれる先輩などがいたとしても、上司でないと判断できない内容までは教えてもらうことはできないでしょう。
新人や異動直後で分からないことがありすぎると、
・忙しいのに何度も手を止めてしまって申し訳ないな
・いつも仏頂面だから聞きづらいな
と、委縮してしまうかもしれません。
ですが、分からないままではいつまで経っても仕事ができるようにはならず、結果的に聞いたりフォローしてもらったりする機会が増えてしまうのです。
また聞くのが気まずいからといって、独断で仕事を進めた結果、ミスやトラブルが発生してしまえば、上司や周囲への影響は、聞くこととは比にならない大きさとなるでしょう。
どんなに怖い上司だとしても、仕事上のトラブルは被りたくないもの。
勝手に仕事を進めてトラブルを頻発させる部下と、こまめに指示を仰いでトラブルを未然に防ぐ部下だったら、後者の方が確実に信頼されるでしょう。
さらに怖いのは、聞かないまま何となく過ごし、
「新人でなくなった時に初歩的なことを聞けなくなる」ことです。
分からないことを隠し通せたとしても、ふとしたときに理解していないことが露呈してしまえば、上司や周囲の信頼は大きく下がります。
その結果、職場の人間関係が悪くなり、仕事も分からないまま進める、ともなれば仕事が嫌になってしまうのは必至です。
そのため、怖い上司に聞くのは気が進まないかもしれませんが、
「聞かずに失敗して怒られる時の恐ろしさ」と思えば、たいしたことではないどころか、むしろ聞くべき、と思えてくるはずです。
上司が怖くて聞けない問題【まとめ】
・上司の人間観察をし、「怖さ」以外の属性を見つけることで見方が変わる
・まめにコミュニケーションをとることで上司に「慣れる」ことも大切
・頼られて嫌な上司はいないため、積極的に相談することも有効
・聞かないと、いつまで経っても分からないまま仕事をすることとなり、不安は消えない
・上司に聞くことを避けて自己判断で進めた結果、トラブルが起きた際のリスクは大きい
・聞かないまま過ごし、新人扱いされなくなった時にさらに聞きづらくなる
・仕事が分からず、上司との関係もギクシャクしたままだと仕事が嫌になってしまう
上司がいつもイライラして怖いという場合は、怒られないようにできるだけ聞く機会を減らしたいと思うのは当然の心理です。
しかし、何度も同じミスをしたり、適当に進めてトラブルを起こしたりしてしまう方が、上司のイライラは大きくなるばかりでしょう。
聞くこと自体が悪いことなのではないのです。
聞いたことを覚えて次に活かす姿勢さえあれば、上司をはじめ職場の人はサポートしてくれます。
そして、互いの信頼関係が築かれるにつれ、何でも聞きやすい環境になってゆくのです。
勇気を持って一歩踏み出すことができれば、環境は大きく変わっていきますよ。