
世の中には、常識が全く通用しないハラスメント上司がいるものです。
そのような上司の元では、どんなに自分を変えたり、相手に歩み寄ってみたりする努力をしても、どうしようもできないことも多いですよね。
ここでは、上司を退職に追い込む方法と注意点について紹介します。
上司に耐えることが仕事ではないし、パワハラ上司のせいでやられっぱなしでは相手の思う壺。
ポイントを抑えて上司に一矢報いてやりましょう。
もくじ
パワハラ上司を退職に追い込む方法
パワハラ上司を退職に追い込む方法は、以下の通りです。
証拠集め
まずは、会社上層部や第三者機関に対し、
上司の横暴の証拠となるものを集めるのです。
音声レコーダーや映像記録などは証拠を採取する難易度は高いですが、その分効力は高いですよ。
現在はスマホでも簡単に録音・録画できるため、普段の上司の行動パターンなどがあれば、事前にシミュレーションしておけば、いざという時スムーズに証拠を押さえることができます。
また、毎日日記を付けておくことも有効ですね。
日付や上司から被害を受けた時刻、周囲の状況など、なるべく詳細かつ客観的に残しておきましょう。
映像や日記記録は、一つ二つではなく、できる限りたくさん集めるべきです。
数が少なければ上司の横暴が「日常的」であることの証明が難しいからです。
狡猾な上司であればなおさら強敵であるため、確実にダメージを与えられるよう、耐える時期と割り切り、地道に固めておきましょう。
仲間を募る
1人ではできることに限界があるが、仲間がいればその分ダメージを増やすことができます。
また、一般社員が格上である上司を退職に追い込むことは非常に難しいため、外堀から埋めていくことで、足元をすくわれることも少なくなるでしょう。
仲間は、多ければ多いほどいいですよ。
被害を受けた人を中心に声を掛け、一緒に証拠集めをしてもらったり、一緒に人事へ訴えに行ってもらったりするのです。
また、可能であれば他部署のできる上司が味方につくと、更に心強いですね。
私も以前パワハラ上司に反撃を企てた際、他部署のできる上司が味方についてくれたおかげで、上司からの被害を未然に防いだり、人事部へそれとなく働きかけてもらえたりしたことがあります。
転職する時に上司を巻き込む
すでに転職を考えている場合は、退職時にぜひとも
と、はっきり言ってから辞める事を強くお勧めします。
直接伝えた人事はもちろん、もし他の人にも退職理由を伝えておけば、その上司が「辞めさせた」ことは周知の事実となり、少なからず居場所が無くなるはずです。
私の友人もパワハラ上司に耐えられず、うつ病になって退職した経験があるのですが、
退職後にその上司も周囲の評判が悪くなり、その上司も精神を病んで入院したそうです。
正直、あまりいい気持ちはしないかもしれないが、立場を利用して部下に酷いことを行った罪は重い。
それに、その上司をそのまま野放しにしておけば、第2・第3の被害者が出続けることになるのです。
退職するならしがらみもないため、思い切って行動することで、思わぬ収穫もあるでしょう。
パワハラ上司を退職に追い込む際の注意点
上司を退職させる際の注意点は以下の通りです。
上司を退職に追い込むだけの「材料」があるか
明確な材料としては以下の通りだ。
・ハラスメント行為
・不正行為
・仕事ができない
・輪を乱す存在
これは、「証拠集め」と関連してきますが、誰がどう見ても酷い人だ、と思われるような人でない場合、いくら攻撃を仕掛けても無駄に終わります。
また、いくらあなたにとって酷い上司でも、周囲の賛同を得られなければ「ただの悪口」ととらえられ、あなたの評価が下がる可能性もあるのです。
嫌な上司の元で毎日辛い思いをしていると、客観的な判断が難しい場合もあるかもしれませんが、一度冷静になり、周囲に相談するなどした上で判断すると良いでしょう。
上司本人や、職場環境によっては勝てない可能性がある
残念ながら、上司自身が非常に強敵である場合や、会社上層部のお気に入りの場合、どんなに証拠を集めて訴えても勝てない場合もあるのです。
今の上司が上司の立場でいるのは、まぎれもなく「会社がそのように評価したから」ということを忘れてはなりません。
この場合、訴えた側が不利益を被る可能性もあるため、行動を起こす前にその上司の立場や職場環境について今一度調査しておくべきでしょう。
もし、それでも行動を起こすなら、最悪の場合も考えて、
退職覚悟でいくことをお勧めします。
上司がいなくなることで全てが解決するのか
今の上司一人が職場のガンである場合、さっさとご退場いただくべきです。
しかし、他にも似たような上司がたくさんいるようであれば、
たとえ一人辞めさせたところで、いずれ同じような状況に戻る
ことは明白ですよね
上司を退職に追い込むには、時間も忍耐力もかかるため、何度も繰り返すことは負担が大きく、毎回上手くいく保証もありません。
今は辛さや恨みの気持ちで上司本人のことしか考えられないかもしれないが、行動を起こす費用対効果のことも考え、あなたにメリットがある場合のみ行動を起こすべきです。
まとめ
・上司を退職させるにはまず動かぬ証拠を多く集める
・職場内にできるだけ多くの仲間を募る。他部署のできる上司もいると更に心強い
・転職が決まっている場合は「上司のせいで辞める」と暴露して辞めること
・周囲の賛同を得られるだけの「材料」がなければ、上司を追い込むのは難しい
・上司や職場環境によっては勝てない可能性もある
・その上司一人がいなくなれば全てが解決するのか、今一度考える
職場では一日の大半を過ごすため、上司が酷い場合は本当に辛いですよね。
あなたはきっと、これまでに何とか状況を良くしようと、様々な努力をしてきたはずです。
もうなすべき手段がない、上司があまりにも非人道的すぎる、といった場合は反撃するのも一つの手段です。
耐えているだけでは何も変わりませんが、勝つための状況は自分で作ることができるということを覚えていてもらえればと思います。