
大したことではなくても、やるからには負けたくない。
負けず嫌いの人は競争心が旺盛で、努力家でもあるため、仕事で活かすことができれば強力な武器となるでしょう。
ここでは、負けず嫌いに向いてる仕事・向いていない仕事と、選考で評価されるためのPR方法について紹介します。
負けず嫌いは長所でもある一方で、特性を活かせない環境やPR方法を誤るとマイナス評価になりかねません。
あなたの特性を理解することが、転職を成功させる近道となります。
【こんな悩める会社員へ】
・負けず嫌いを活かせる仕事を知りたい
・転職活動を成功させたい
・負けず嫌いを魅力的にPRする方法を知りたい
もくじ
負けず嫌いに向いてる仕事3選
負けず嫌いに向いてる仕事は、以下の通りです。
・営業
・クリエイティブ系
・職人系
営業
営業は、自社の商品やサービスの魅力を多くの顧客に伝え、自社と顧客をつなぐ存在です。
ほとんどの会社ではノルマがあり、このノルマを達成させることが営業にとって最も大切な要素であり、評価につながります。
また、各々の成果が数字で出るため、誰が誰に勝ったかがどの職種よりも明確になることも大きな特徴です。
さらに会社によっては、成果次第でボーナスや基本給の支給額が増加するため、社内における勝ち負けだけではなく、頑張りに対する成果が分かりやすいのです。
負けず嫌いの人は勝ちにこだわることから、負けないための探求心がすさまじく、また粘り強い。
特に営業の仕事は
・定められた目標数値
・新規顧客の開拓
・売上増加のためにどうすればよいか
など、仕事で向かうべき方向性が明確であるため、人一倍努力することができるでしょう。
クリエイティブ系
クリエイティブとは、「創造する」という意味の言葉から、「何かを創造する仕事」のことをまとめた呼び方です。
クリエイティブ系の仕事は多岐にわたりますが、一部をあげるとすれば
広告業界で活躍するディレクターやデザイナー、IT業界で活躍するウェブデザイナーなどですね。
これらの仕事は自分が手掛けた作品を世の中に発信する仕事であるため、知識や経験の他にセンスもかなりの割合で求められ、さらに自分の仕事に対する反響が一目瞭然。
またクリエイティブな仕事というのは、分野に関係なく創造する仕事であることから、「細部に拘ること」が非常に大切となります。
負けず嫌いな人は中途半端が嫌う傾向にあり、向上心が高いです。
そのため現状に満足せず常に自分の究極を貪欲に求めることができ、より良い作品を作り上げることができるでしょう。
職人系
一言で「職人」と言っても、伝統工芸や建設、工業、食などその仕事は様々。
これらの仕事に共通しているのは
「自らの技術をもって誠心誠意打ち込み、納得いくまでコツコツ作業をする」ということです。
負けず嫌いの人の中には、勝つためのこだわりが強いことから、その道を極めようとするタイプの人も多いです。
負けないための追求を重ね、努力した結果、その道のスペシャリストになります。
スポーツ選手や有名人などにも負けない精神を武器にして一流になった人が多いです。
また負けず嫌いな人は、ライバルはもとより、自分にも負けたくない気持ちが強いため、常に自分に求めるハードルを高く設定します。
そのため、人に管理されなくても自律して自分のモチベーションを保つことが得意な人が多い点も、職人系の仕事に向いていると言えるでしょう。
負けず嫌いに向いていない仕事
負けず嫌いな人に向いていない仕事は、以下の通りです。
・ドライバー
・事務
・興味が持てない/苦手分野の仕事
負けず嫌いな人が仕事をする上での最大のモチベーションは、周囲から高い評価を得ることや、ライバルに勝つことです。
そのため、勝ち負けがない仕事や、自分の仕事に対する評価を実感しづらい仕事は向いていません。
どのような仕事でも評価されるべき点はあるものですが、裏方的要素が強い仕事だと、どうしても自分の仕事に対する手ごたえや勝敗が見えづらいため、張り合いがなくなってしまうのです。
また負けず嫌いの人は、自分が興味関心を持てない仕事も避けた方が良いです。
負けず嫌いの人は、上手くいかない分野では本来の闘志を活かしきることは難しく、思う通りにいかないことが続けば、モチベーションも湧いてこなくなってしまうでしょう。
負けず嫌いの人が最も輝くのは得意分野においてですので、仕事を探す際は、どちらかというと仕事内容を重視して探すことをおすすめします。
ただし仕事内容が良くても、仕事に対して正当な評価を得られなければ意味がありませんので、会社の評価基準が明確かどうかだけはきちんと確認した方が良いです。
負けず嫌いをより魅力的にPRする方法
負けず嫌いをより魅力的にPRする方法は、以下の通りです。
・負けず嫌いのプラス面、マイナス面を理解する
・成功体験を洗い出す
・仕事にどう活かせるかを提示
負けず嫌いのプラス面、マイナス面を理解する
物事にはプラス面とマイナス面があります。
ある人にとっては長所でも、表現方法を誤ってしまうと周囲からはマイナスにとられる可能性もあるため、
まずは自分の武器となる負けず嫌いのプラス面、マイナス面をしっかり理解することが大切です。
負けず嫌いのプラス面としては、
・仲間と切磋琢磨し、仕事をやりぬく粘り強さ
・勝つためのこだわり
などであり、これらの性質は仕事において好意的に評価されるでしょう。
一方で、裏をかえすと
・敵対心が強く協調性が低い
・あきらめが悪い
と受け取られてしまう可能性もあるということには気を付けたいところ。
そのため、自己PRする際は、面接官にマイナスな意味にとられないよう、
具体的なエピソードを加えてプラス面を伝えるように心がけると良いでしょう。
成功体験を洗い出す
あなたの長所である負けず嫌いの、プラス面、マイナス面を洗い出せたら、プラス面をアピールするための具体的な成功体験を洗い出します。
極端な例ですが、
という自己PRをされても
と、面接官を不安にさせるだけでしょう。
具体的なエピソードを織り交ぜるとすれば、下記のようなものが理想的です。
誰でも多かれ少なかれ「負けたくない」気持ちはもっているものです。
そのため、あなたの負けず嫌いがどのように成功に導いたのか、を示すエピソードがあってはじめて「長所」として評価されるのです。
仕事にどう活かせるかを提示
負けず嫌いを自己PRする際の締めとして、応募企業の仕事に具体的にどう貢献できるのかを提示すると良いです。
負けず嫌いと言っても
・目標を達成するために努力を惜しまない
・妥協せずに最後までやり抜く粘り強さ
・自分の行動で周囲を巻き込む
など、様々な側面があるでしょう。
そのため、
志望する企業の事業内容や仕事内容などを研究し、
あなたならではの「負けず嫌い」をどう活かせるかを考え、提示するのです。
志望する企業がしっかり研究できていれば、応募先企業で実際に起こり得る状況を想定し、自己PRにつなげることもできるでしょう。
ただし、企業研究不足や自己PR表現が曖昧だと
「ただの頑固者」だと思われたり、
「負けないことにこだわるせいで挑戦しない」と思われたりする可能性もあるため注意したいところです。
応募先企業が「協調性を何よりも重んじる文化」の場合と「成果主義で反骨精神を歓迎する文化」の場合、受け取り方が大きく異なるでしょう。
応募先によって最適な表現へ変更することで、マイナス評価を回避することができるはずです。
まとめ
・仕事の成果が数字や給与に反映され、勝ち負けが明確な営業は非常に向いている
・クリエイティブな仕事は細部に拘ることや向上心を必要とするため、負けず嫌いが活きる
・一つの道を究める職人は、他の人に負けたくない、負けず嫌いの特性を活かせる
・負けず嫌いのプラス面、マイナス面を理解した上で自己PRを考える
・負けず嫌いがどう活きたか、具体的なエピソードを伝えることで初めて納得してもらえる
・負けず嫌いが応募先企業にどう貢献できるのか、企業のニーズに合わせた内容を提示する
負けず嫌いの人は理想が高く、目標に向かって努力を重ねることを厭わないため、基本的にどのような企業からも好意的な評価を受けられるでしょう。
あなたにとっての長所を活かせる仕事を選ぶということは、企業側のニーズと合致しているということです。
つまり、選考で他の応募者と比べてその点有利となる上、転職後の”失敗”の可能性も減らせるのです。
ただし、企業の傾向や表現によってはマイナス評価にもなりかねないため、事前準備にはしっかり時間をかけたいところですね。