
ストレス社会と言われる現在、組織におけるメンタルヘルスの必要性が高まっています。
メンタルが弱いとあれこれ思い悩むことが多く、家に帰っても嫌な気持ちを引きずることも多いでしょう。
この記事では、「メンタルが弱いから仕事ができない」と悩んでいるあなたへ、私の実体験に基づく改善方法を紹介します。
何もせず、耐えるだけではこの先何も変わることはありません。
改善方法を知り、行動を変えれば今よりも心が楽になるはずです。
もくじ
メンタル弱い=仕事できない?
職場におけるメンタルが弱い人の特徴
メンタルの弱さが職場においてマイナスになってしまう点は下記の通りです。
私自身もそうですが、メンタルが弱い人最大の特徴は「考えすぎる」点です。
考えすぎるのは
・周囲の目
・自分の失敗
・嫌な事
・人の顔色
など、枚挙にいとまがありません。
仕事は多くの人の関わりから成り立っています。
そのため、相手や状況によって臨機応変な対応を求められることも多いものですが、相手がどう思うかを考えすぎてしまい、
結果、自分が本当に良いと思った方法とは別の方法をとったり、対処に時間がかかってしまったりするのです。
また、周囲の感情にも左右されやすく、和気あいあいとしている時は調子よく仕事ができますが、誰かが不機嫌だとそれが自分のせいだと思い、仕事もうまく処理できなくなるということもよくあります。
このように、考えすぎる結果、スムーズに動けなかったり、周囲の状況に左右されたりすることとなり、仕事にもムラが出やすくなります。
そして、気にしすぎるがゆえに職場で起きたこと全て自分のせいにして落ち込み、心身が疲れます。
全てが嫌になり仕事に行きたくなくなる自分を「仕事ができない」と責めてしまうのですね。
メンタルの弱さは長所でもある
私は、メンタルの弱さはその人の特徴であり、
長所
であると考えています。
理由は以下の通りです。
表裏一体とはよくいうもので、実は上記は、職場においてメンタルの弱さがマイナスに出てしまう特徴を裏返したものです。
上記特徴を見て、「仕事ができない」と思う人はまずいないはず。
つまり、メンタルが弱い人というのは、考えすぎるあまり自身の長所を殺してしまっているに他ならないのです。
メンタルが弱い人は、良さでもあるのですが、往々にして自己評価が低いことが多いです。
まずはこれだけの武器を兼ね備えているということを認識することが大切です。
メンタルの弱さの活かし方
メンタルが弱い人というのは、他の人には無い強みがあるのは間違いありませんが、強みが裏目に出た場合、全く活かすことができないのも事実です。
そうならないためには、
「能力を発揮しやすい職場環境や仕事に就く」
ことも重要です。
以下に向いている仕事と向かない仕事をあげてみました。
メンタルが弱い人に向いている仕事
・黙々と自分のペースでできる仕事
・単純作業
・落ち着いた環境
・一人でできる仕事
・広く浅いコミュニケーションの仕事
メンタルが弱い人に向かない仕事
・クレームを受けることが多い仕事
・殺伐、ガツガツした環境
・密なコミュニケーションを必要とする仕事
・人をまとめる仕事
・ノルマが厳しい
私は以前、事務職として入ったものの、実態は電話対応がメインの職場で働いた経験があります。
インターネットサービスを提供している企業だったため、電話では加入・解約問い合わせや、クレームがメインでした。
中には出た瞬間ものすごい剣幕で怒り出す顧客もおり、内心ビクビクしながらも、職場の人が期待する行動=1コールでとにかく出ることを繰り返し、消耗していく一方でした。
その職場自体も、社内で怒号が飛び交うような環境だったこともあり、自分のメンタルが悪い時は、顧客からのクレームや社内の怒号すべてが自分のせいだと思ってしまい、体調を崩すこともありました。
当時は「こんなことにも耐えられないなんて」と、自分を責めたものでしたが、現在は自分の特性に合った働き方ができているため、ストレスを大幅に減らすことができていますよ。
まとめ
・メンタルが弱い=仕事ができないではない
・メンタルが弱い人の特徴は「考えすぎる」こと
・長所と短所は表裏一体
・自分に合った職場や仕事を見つけることで特性を活かせる
この記事を読んでいるあなたは、周囲に気配りができ、優しい人であるはず。
あなたが今メンタルの弱さで悩んでいるなら、どうか「私は仕事ができない」と、自分を責めないでほしいと思います。
そうではなく
・今の仕事や職場のどのようなところが辛いのか
・なぜ辛いと感じるのか
という点について振り返ってみてください。
そうすることで、自ずと得意なもの・苦手なものが見え、自分の向いている仕事が見つかるはずです。