みなし残業はおかしいと思っている人が絶対知っておくべきことを徹底解説してみた

残業マン
なっ、先月100時間残業したのに、給料変わってない…!?

クソ経営者
あ~ん?みなし残業だから出ねぇに決まってんだろ?

プリン
ブラック企業は滅べ

あなたは、「結構残業したなー」と思っていても、給与には反映されておらず、「あれ?」と思ったことはないでしょうか。

 

 

それは、最近主流になってきた「みなし残業を含む給与」が関係しているのですが、あなたは自分の会社の「みなし残業時間数」を知っていますか?

 

 

そもそも、「みなし残業はおかしい」 と思っている人もいるでしょう。

 

 

専門家である弁護士や社労士でも勘違いしがちなこの制度について、ここでは例を挙げつつ説明していきます。

 

【こんな悩める会社員へ】
・みなし残業の仕組みがよく分からない人
・いいことあるの? と思っている人
・残業代が見合わない人

悩める女子
残業代が出なくてムカついているあなたはこっちも見てね

みなし残業の時間数(上限)を知る

勘違いしがちな「みなし残業時間数」の設定

あなたは、自分の会社の固定残業代が、何時間の時間外労働に対して支払われているか、知っているでしょうか?

 

 

実は、「〇〇時間の時間外労働に対して、あらかじめ固定残業代を支払います」という設定を知らない人は多いのです。

 

 

「あれ、知らないかも」と思ったあなたは、最新版の就業規則を確認してみてください。

 

 

10名以上の事業所であれば、必ず就業規則を作成しなければならないので、そこに記載があるはずです。

 

 

もしあなたの手元にある就業規則が更新されていないようなら、媒体は紙でもWEBでも何でも構わない、とにかく最新版を手に入れて欲しいです。

 

 

さて、就業規則を確認してみて、あなたは「何じゃこれは!!」と思ったでしょうか。

 

それとも「意外と妥当」と思ったでしょうか。

 

 

そこに記載されていた時間が4045時間であれば、まあ妥当な範囲かと。

 

中には、70時間や80時間と記載されている会社もあります。

 

 

この記載されている数字が、勘違いの元となっています。

 

 

実は、就業規則に記載する「みなし残業代を支払う残業時間」に

上限はないのです。

 

 

だから、余り賢くない経営者は、嬉々としてとんでもない数字を記載します。

 

 

実際は、「36協定」(10名以上の会社は必ず締結しなければならないと、労働基準法で定められている協定)によって、月の残業時間の上限は45時間と定められています。

 

 

つまり、就業規則にいくら「120時間分を含みます」と書いてあろうと、基本的に45時間以上の残業に対しては、法律で定められた残業手当を支払わなければなりません。

 

 

さらに、年間で360時間をオーバーするような契約は、そもそも労働基準法違反

 

 

ただし、「36協定」の対象外になっている業務もあります。

 

土木や建築などの建設関係、タクシーやバス、トラックや配送業、新製品などの研究開発がそれにあたりますね。

 

 

そもそも、無茶な時間を就業規則に記載している会社は、個人的な経験で言うと「ろくでもない会社」であると言えます。

 

勘違いの実例

私の同僚がいた会社は、いわゆるブラック企業でした。

 

 

残業上等、月に70時間は余裕でいく会社。

 

 

どれだけ仕事を早く仕上げて定時で帰ろうとしても、上司が「他の奴の仕事が終わってないのに」と引き止めるような会社です。

 

悩める女子
上司と残業に困っている人はこっちも見てね

 

同僚もへとへとに疲れ果てる日が続いていたそうですが、ある日、自分の給料明細の金額が、余りにも低いことに気付きました。

 

 

「残業代が入ってないみたいなんですが」と上司に申し出たところ、「みなし残業時間内だから、それで合っている」との回答がありました。

 

 

そんなバカな、と調べてみたら、就業規則に記載されていた「みなし残業時間」は、なんと月に95時間。

 

 

36協定も結んでおり、年間残業時間の上限である360時間もオーバー確定だったため、彼は黙って給与明細と勤怠シートという証拠を揃えて弁護士事務所に行ったといいます。

 

 

弁護士が会社側と交渉したところ、会社側は「就業規則にそう記載してあり、本人も了承しているのだから問題ない」と思っていたとのこと。

 

 

そういうものなのだ、と言いくるめられてしまうと、そういうものなのかな、と納得してしまいますよね。

 

 

あなたの会社も、同じようなことになっていないでしょうか?

 

残業マン
ちなみに、みなし残業ってメリットあるんですか?悪いイメージしかないけど…

みなし残業のメリット①早く帰る(定時退社)と? 

時々、「みなし残業時間より残業時間が少ないから、給与からその分を引く」という会社がありますが、それは

 

プリン
完全にアウトォォォ!

 

であります。

 

 

例えば、あなたの会社のみなし残業時間が40時間で、残業代として5万円が含まれていると設定されていた場合。

 

今月の残業時間が20時間でも、5万円が支払われます。

 

 

また、45時間残業したなら、通常に5万円に加え

更に5時間分の残業代を加算した金額が支払われなければならないのです。

 

 

つまり、あなたが効率的に仕事をすることで、労せずして5万円分の残業代をもらえるということ。

 

 

適正な時間が設定されているなら、ちょっとやる気も出てこようというものですよね。

 

 

あなたの仕事が効率化されるということは、会社にとっても利益になります。

 

質のいい仕事は、確実に利益を生みますからね。

みなし残業のメリット②給与計算が楽

とんでもないブラック企業でもない限り、勤怠管理をしない会社はありません。

 

 

最近では勤怠管理も厳しくなっており、普通の会社であれば、残業時間が多すぎると上司から注意を受けることもあります。

 

 

みなし残業を、給与にあらかじめ設定してあることで、会社側にもメリットが発生します。

 

 

給与計算です。

 

 

残業マン
僕には関係ないな

 

と言わないでください。

 

 

10人であろうと1000人であろうと、「固定給+残業代」という給与設定の場合の給与計算は、大変な労力が掛かります。

 

 

固定給を確認して、残業時間数に法定倍率を加算して、という手間のかかる作業を社員の人数分しなければならないのです。

 

 

いくら計算システムを入れていても、残業時間数や倍率の確認は人力であることを考えれば、かなりの効率化が可能なことは理解できるのではないでしょうか。

違法を見抜く5つのポイント

違法性はないか、確認してみましょう。

 

 

どんな制度でも、良い面と悪い面があります。

 

残念なことに、制度の盲点を突いて悪用する会社が多いのが現状です。

 

 

みなし残業時間を設定して、固定給を下げるのなど、その最たる例だと言えるでしょう。

 

 

例えば、固定給13+みなし残業時間代5万という場合、13万を160(勤務日数20×1日の法定労働時間8時間)で割って、時給を算出してみましょう。

 

 

すると、時給812.5円という結果になります。

これは東京都の最低賃金より低い金額ですよ。

 

 

最低賃金の金額は都道府県によって異なるため、東京以外ではピンと来ないかも知れませんが、最低賃金より低い時給で働いている、ということなのです。

 

 

これが何を意味するかというと、会社は制度を悪用し、人件費を低く抑えるために、あなたの労働力を搾取しているということになります。

 

 

安い賃金で長時間労働を強いる。

まるで、中世の奴隷労働のようですね。

 

プリン
確実に違法となるケースは、下記の5点だ

 

・固定残業代の金額や時間が明確にされていない
・労働者への周知なしに固定残業代制を導入する
・決められた時間以内の残業時間だからと固定残業代が支払われない
・決められた時間以上の残業代を支払わない
・時間外労働を時給換算した時に、最低賃金を下回る

 

あなたの会社が上記のどれかに当てはまっていたら、それは違法行為です。

 

証拠となる給与明細、勤怠記録などを持って、労働基準監督署・弁護士などに相談しつつ、さっさと転職の準備を始めるのが吉ですよ。

まとめ

・自分の会社の就業規則を確認する

・固定残業代制は、メリットもある

・違法性の有無を確認し、適切な行動を起こす

 

 

つらい長時間労働に対して見返りもないような仕事は、心身共に削られていくもの。

 

 

その状態に慣れてしまえば、感覚は麻痺してしまいます。

 

 

その先に待っているものはうつ病や、最悪の事態では過労死です。

 

 

ちょっとおかしくないか、と疑問を持ったあなたは、まだ正常な判断が可能だと言えます。

 

 

もしもあなたが違法性のある会社に勤めているのだとしたら、すぐに行動を起こすべきです。

 

あなたは、会社に搾取される奴隷になってはいけません。

 

労働には、それに見合った対価が支払われるべきなのです。

残業マン
よし、今の会社辞めよう

悩める女子
私も辞める~

クソ経営者
ガビーン

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