プログラマーは残業が当たり前?最近の傾向を独自調査してみた

プリン
かつて、プログラマーは残業どころか終電帰りが当たり前だと言われていた

悩める女子
なにそれ怖い

 

今は働き方改革の影響もあり、比較的ホワイトな会社が増えていると言われています。

 

ですが、私がプログラマーだった当時は、残業どころか徹夜して始発で帰宅し、シャワーを浴びたら定時で出勤が当たり前だったのです。

 

 

私は既に転職して久しいですが、

今回は現役のプログラマーたち(自社開発・下請け・フリー)に、最近の残業に関する話を聞いてみました。

【こんな悩める会社員へ】
・プログラマーの残業について最近の傾向を知りたい人
・残業が多いことに疑問を感じている人
・会社による違いを知りたい人

プログラマーの残業事情3パターン

①自社開発の場合

自社開発案件を持てる会社というのは、IT企業の中でも大手であることが多いです。

 

 

今回、話を聞かせてくれたAさん(30)は、メーカーの自社開発に携わっている人。

 

プリン
働き方改革後、残業時間に変動はありましたか?

Aさん
ありませんね。大炎上してるプロジェクトの方に助っ人でレンタルされた時は、結構増えてましたけど、それでも23時には退勤してましたし

 

彼が勤務している会社は大手企業であり、彼のような開発に関する人員も十分に足りているといいます。

 

Aさん
分業が当たり前なんで、1人当たりの作業量はさほど多くないからですかね。用事があれば定時で帰れますし、たぶん月に40時間くらいですよ

 

40時間が多いか少ないかは、受け取り側によって感じ方が異なるでしょうが、私が現役だった頃と比べれば、天国のような少なさだと言えます。

 

プリン
デスマーチ(納期の短さによって生じる残業地獄)案件に突っ込まれることはありますか?

Aさん
ありえないですねー(笑)。自社開発案件って、もちろん納期はあるんですが、かなり余裕のあるスケジューリングがされてるんで。何年か前にデスマ案件はありましたけど、最近はないです

 

これは大手の自社開発案件ならでは、といったところでしょうか。

 

 

ついでなので、「よその部署で、デスマってないの?」と聞いてみたところ、「ない」との回答でした。

 

 

彼の勤務する会社の場合、下請けも入っているが、そこを含めてもデスマーチは発生していないんじゃないか、とのことです。

 

②下請けの場合

下請けでも、一次請け、二次請けと進んでいくにつれて、納期も予算も少なくなっていくというのが常識です。

 

 

Bさん(40)が現在入っているプロジェクトは、三次請けのプロジェクト。

やはり下請けでは、自社開発案件を持っている大手と状況が異なります。

 

プリン
働き方改革後、残業時間に変動はありましたか?

Bさん
ないよー。相変わらず終電帰りだね

と語ってくれたBさんは、アプリ開発を主に担当しています。

 

Bさん
結局、特に変わらないってのが実感だよね。PM(プロジェクトマネージャー)なんて言ってても、結局はプログラム書かないと、仕事は進まねえし、話にならないじゃん。あと、うちの営業が無能すぎて、草しか生えねえわw

 

下請けの場合、元請けとの交渉は営業が当たることが多いです。

 

 

今回の案件の場合、営業が安請け合いして納期を決めてきたため、散々なことになっているとのこと。

 

 

営業の力量によっては、納期に余裕があるプロジェクトもあるとのことなので、

営業の力量に左右されるという点は覚えておきたいところですね。

 

プリン
デスマーチ(納期の短さによって生じる残業地獄)案件に突っ込まれることはありますか?

Bさん
昔ほどデスマはないよ。きつい案件は多いけど、毎日徹夜っていうのは、元請けもやらせたがらない。そういう意味では、労働環境はマシになってきてると言えるのかもね。やっぱり人手不足だし、プログラマーはきついってイメージがついちゃってるのもあるからねー

 

 

Bさんは、新卒からのプログラマーであり、業界歴は20年以上に及びます。

 

 

人手は相変わらず足りず、脱落者も多いとのこと。

 

 

「昔より稼げなくなってるっていうのも、人が来ない原因かもしれないね」というコメントが重たいです。

 

③フリーの場合

最後にCさん(40)です。

 

 

彼女は20年以上、東京のシステム開発会社で働いていましたが、退職。

 

 

今は、フリーのプログラマー(基幹技術系)として、スポットで仕事を請け負っています。

 

プリン
働き方改革後、残業時間に変動はありましたか?

Cさん
ないない。私の場合は、元の会社と契約して、そこに出勤して仕事してるんだけど、相変わらず22時くらいまでは残業してることが多いね。でも、残業時間数についてはうるさくなったかな。アプリ開発系のフリーは、自宅で作業できるけど、私の場合は実機がないと話にならんしね

 

フリーと一口に言っても、様々な形態があります。

 

 

クラウドソーシングサービスを使って受注する人もいれば、彼女のように、退職した会社から仕事を請け負う人もいるのです。

 

プリン
デスマーチ(納期の短さによって生じる残業地獄)案件に突っ込まれることはありますか?

Cさん
これもないね。私の場合は、1人プロジェクトだから、自分で交渉するし、こっちでスケジュール組んで、これだけ日程が必要ですって言って、飲めないなら契約しないから

 

最後のデスマはいつ? と聞いてみたところ、「5年くらい前じゃないかな」との回答でした。

なぜプログラマーは残業が多くなるのか

それぞれ、所属の異なる3人に話を聞いてみた結果、下記2点の現状がわかりました。

 

・残業時間は、10年前と比べれば少なくなってきている

・自社開発案件を持てる大手と違い、中小企業の場合は、減少幅が小さい

では、

プリン
なぜプログラマーは残業が多いんだと思いますか?

 

と尋ねてみたところ、興味深い回答が返ってきました。

 

Aさん
たぶん、会社や何をやってるかによって、理由は違うと思うんですよね。僕の場合は、僕一人で(すべてのプログラムを)書いてるわけじゃないから、時間が掛かって残業になってるんで

 

Bさん
うちは、そもそもの頭数が足りてねえからだな

 

Cさん
実機を動かせる時間に制限がある場合もあるからね。最近の若手の場合はスキルが足りてないから、残業して間に合わせてる場合も多いよ

 

見事に理由がバラバラです。

 

 

ですが、業種と職種によって、理由は異なるということは判明しました。

 

 

また、Cさんの言うように、若手のうちは勉強しながらプログラミングしていく人も多いため、必然的に残業になるということもわかります。

 

 

さらに、

プリン
プログラマーって残業するのは当たり前だと思いますか?

 

と尋ねてみると、3人は少し考えた後、それぞれにコメントをしてくれました。

 

Aさん
当たり前ではないですよ。でも、状況によっては仕方がないと思いますね。その辺は、繁忙期のある職種と同じなんじゃないですかね

 

Bさん
当たり前じゃないけど、当たり前になってるのが現状じゃねえかなぁ。特に下請けはそういう風潮がまだ残ってる

 

Cさん
当たり前っていう部分はあるね。納期とか環境によって変わるもんだけど、少なくとも毎日定時で帰れる仕事じゃないのは確か

 

 

どの人の言葉にも、なるほどなと思わされる内容があり、考えさせられました。

 

 

残業が多いのは、会社の規模や業種、職種によって理由が異なり、残業するのが当たり前かどうかといえば、恒常的に残業が発生するのは、状況的に仕方がない、ということになりますかね。

 

彼らの話は、あなたにも共感できる部分があるのではないでしょうか。

まだ改善の余地はあるが、残業は減っている

彼らの話を聞いて、かつて過労死やうつ病の宝庫と言われていたプログラマー界隈も、随分と変わったなあ、というのが実感ですね。

 

 

ただ、依然として下請け企業は元請け企業からの無茶振りや、予算の少なさに悩まされていることもわかり、この辺はまだまだ改善の余地がある部分でしょう。

 

 

賃金の問題についても、Bさんが

Bさん
残業代が満額出てるから、割と所得は良い方に入るけど、これが入らなかったら、かなりモチベーション下がる金額

と言っていました。

 

 

AさんとCさんは、そこまで賃金については切実ではないそうですが、それは働き方の違い・所属会社の違いというものです。

プログラマーは残業が当たり前?【まとめ】

・環境的には残業時間の多さを問題視し、対策を取りはじめた会社が多い

・自社開発案件を持てる会社と、下請け会社とでかなりの差がある

・全体として残業時間は減っている

・固定給が少ないため残業時間が少なくなると、賃金も下がる問題がある

 

 

現役のプログラマーたちの話を書いてきましたが、あなたはどう感じましたか?

 

 

私が感じたことは、「所属会社や、持っているスキルに対するニーズによって状況はかなり違う」ということですね。

 

 

あなたが、どうしても定時帰りをしたいというのであれば、それが可能なスキルを持ち、会社も選ぶ必要があり、フリーになるという選択肢も視野に入れなければならないでしょう。

 

 

業界全体の残業体質は改善されつつあるとはいえ、賃金の問題も含めると、すぐに改善とはいきません。

 

 

それらの要因を踏まえつつ、あなたの今後について考えていくべきでしょう。

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