
こちらに訪れたあなたは、すでに相当苦しみ、充分頑張りました。
まずはあなた自身の頑張りを、労わっていただきたい。
ここでは、以前「死なない程度に事故りたい」と何度も思った私のエピソードをもとに、
実際に事故った時のメリット・デメリットを紹介しつつ最悪の事態を回避する方法を提案したいと思います。
あえて書きますが、「死なない程度に事故りたい」という感情は普通ではありません。
・仕事を休みたい、辞めたい
・仕事のミスから逃げたい
・人間関係から逃げたい
あなたは何が望みでしょうか。
このまま今の状況を続けるか、別の道を歩むかどうかはあなた次第です。
・仕事を辞める勇気がない、気力もない
・何をしても上手くいかない。自分も会社も嫌になった
・生きる希望がない
もくじ
実際に事故った時のメリットとデメリットとは?
私は現に、死なない程度に事故して仕事を辞めたいと、毎日夜寝る前に唱えながら寝
ていました。
そして結果、本当に事故りました。
それで良かったこと、苦労したことをお伝えしますね。
辞めるということを上司に伝えてなかったわけではなかったのですが…
退職の意を伝えるたびに、
と流され続け、だんだんそのやりとりもめんどうになり、辞めたいという気持ちも押し込めるようになってしまったのです。
そのうち寝る前のお願いが、
明日の朝、目が覚めませんように
になっていきました。
もちろんその願いはかなわなかったですが、そうやって寝る前に念仏のように唱え、結局朝、見なれた天井を見て絶望するという状態が3カ月ほど続きました。
さすがにこのままではやばいと思い、意を決して
休みの日にわざわざ会社に行き、上司に「本当に辞める」と掛け合った
その日の帰りに車同士でぶつかる事故に遭いました。
幸いというか、そのときは双方にけがはなかったが、私の車は絶対に乗れない状態まで大破しましたね。
事故したメリット
まずは事故したメリットを挙げていきます。
そのときは、
と思いましたが、会社には車で通っていたため、通えなくなったことが辞める決定打になりました。
上司からはあとで、「事故してなかったら引きとめようと思っていた」と言われたので、実際のところ辞める後押しになったということでしょう。
事故したデメリット
では次にデメリットを挙げます。
事故に遭ったことが良い悪いは別として、辞めると伝えて重圧から解放され、気が楽になった後に事故したから、今なんとか生きられている気がします。
このデメリットの状態が、仕事を辞めることが決まっていないときに起こっていたら…。
泣きっ面にハチ過ぎて、一滴たりとも生きる気力がなくなっていたのではないかと。
「死なない程度に事故りたい」と思うことで、実際に事故を引き寄せてしまうスピリチュアルはあると考えています。
そうなる前に、対処しておきたいところです。
対処法①心をフラットな状態に戻す
対処法の1点目は、「信頼できる人に話す」ことです。
理由は下記の通りです。
人と話すことによって思考の整理ができる
繰り返しますが、
と考えるのは、
心身がとても疲れているサインとも言えます。
今の状態では視野が狭まり、その結果、他の選択肢が目に入らなくなっている状態です。
あえて言うと、頭の中を部屋だとすると、
ごみ屋敷状態
なんです。
ごみ屋敷では正常な生活を送ることが難しいように、
疲労や悩みで頭がいっぱいになっていては、判断力が低下してしまいます。
そこでまずは、散らかり放題になっている頭の中の不要なゴミを片づけることから始めることが大切です。
今の時点で「この先こうしてゆきたい」といった、具体的な話題は一切不要です。
会話の一貫性も必要ないので、とにかく思いついたことを相手に話してみてください。
悩みを他者へさらけ出すことによって心のデトックス効果が得られる
「人と話すことで思考が整理できる」とも共通していますが、悩みを自分だけで抱えず、他者とシェアすることでより楽になれます。
ここで重要なのは、心の奥底にある傷を隠さないでもらいたいということです。
時間がかかってもいいんです。
私も重要なことだけが話せずに自分で抱えていた時は、何も変わりませんでした。
思い切って話してみたら案外
と思えることもたくさんあります。
はじめは「ムカつく」や「疲れた」といった愚痴からでいいので、
あなたの想いを相手に伝えることが大切です。
相手側の視点から見た、あなたの状況に対するアドバイスがもらえる
何気ない風景でも、見るアングルを変えるだけで面白い表情を発見できるように、違う視点から眺めることで物事の新しい側面が見えることがよくあります。
あなたが置かれている現状を別の人の視点で見てもらうと、新たな発見があるはずです。
また、長い間同じ生活を続けていると、気付かないうちに
「私はこうあるべきだ」
「この仕事が得意なのだ」
といった思い込みのような、自分の常識”にとらわれてしまっていることもあります。
信頼できる人に話し、別の視点からのアドバイスをもらうことは、
凝り固まった「思考のクセ」をリセットする役割もあります。
話す人数は、可能であれば2名以上が望ましいでしょう。
複数の人から意見を聞くことで、同じ物事に対して様々な視点が得られるからです。
難しい場合は1名でも問題ありませんが、とにかく一人で抱えないことが重要ですね。
対処法②職場で”逃げ場”をつくる
第2ステップとしては、「職場内で話せる人をつくることで心理的な逃げ場をつくる」ことです。
理由は以下の通り。
自分の思考は職場環境に影響を受けやすい
職場は、ある意味で海外へ行くことと似ています。
価値観の異なる人が集まり、多かれ少なかれ企業文化を作り上げ、
また、業種や職種によって、業務内容が大きく異なるからです。
プライベートの自分と、職場環境のギャップが大きすぎてしまうと、
すんなりと理解できないこともたくさんあるでしょう。
もちろん、このギャップがポジティブに働けば問題ないが、
そうでない場合は息苦しく感じてしまうこともありますよね。
そのような時には、職場内であなたと同じような価値観を共有できる人を見つけ、心の逃げ場をつくってもらいたいです。
「一人じゃない」と思えることは、あなたにとって非常に大きな支えとなるはず。
大切なのは、「あなたが苦しいと思うことを無理に飲み込む必要はない」ということです。
職場環境を理解している者同士、分かり合える部分がある
同じ職場で働く者同士でないと、「文化」の理解・共有が難しい場合もありますが、同じ職場の人であれば話が早いです。
お互いの理解が早ければ、ちょっとした合間にも話すことができるため、職場にいるときでもあなたの脳内にある”部屋”の散らかり防止に繋がります。
また、職場ではプライベートの繋がりとは異なる価値観の人と出会えることも多いので、さらに視点を広げることもでしょう。
以前、私と上司の2名体制の部署で働いていたことがあるのですが…
閉鎖的な空間だったため、上司から日常的なパワハラがあっても
と思い込み、一人で解決しようとしていたんです。
しかし、ある時思い切って他の部署の人に打ち明けたことで、
自分の置かれている状況が「おかしい」ことに気づくことができました。
結果的にその職場は退職しましたが、当時職場でお世話になった人たちとは、今でも親交があります。
以前の私のように、気付かないうちに自分の常識が凝り固まってしまうこともあるので、「自分は大丈夫」とは決して思わず、別の視点からも見てもらいたいです。
対処法③専門家の視点を借りる
信頼できる人でも話しにくい場合は、カウンセリングや心療内科へ
家族や友人、配偶者にも話せない悩みもありますよね。
そのような時は、専門家に相談することが有効です。
それぞれの特色は以下の通りです。
対話中心、カウンセラーは聴き手に徹することで、相談者の自己解決を手助けする。受け身の姿勢。
・心理療法
カウンセリングと心療内科では、似ているようですがアプローチが大きく異なるので、あなたのニーズに合わせて選ぶと良いでしょう。
転職エージェントで相談や情報収集をする
信頼できる人や、職場の人と話していく中で、あなたの方向性が見えてくるでしょう。
また今後の道筋がはっきりしていなくても、
専門家の視点から分析してもらうことで、
あなたが気づかなかった情報を収穫できる可能性があります。
私は以前、方向性が見えず、選択肢を増やすために転職エージェントを利用したことがあります。
しかし、それでも対応してもらえたことで、
自分が思っていた「向いていること」と
客観的に見た「向いていること」
が異なっていたことが分かったのです。
もちろん、相談したから転職活動をしないといけないわけではありません。
目的はあくまでも新しい視点を養うことであるので、転職活動を行うかどうかは、相談した上で考えるべきでしょう。
死なない程度に事故りたいと思ったら【まとめ】
・まずは信頼できる人に話し、思考を整理する
・職場でも話せる人を見つけ、逃げ場をつくる
・専門家に相談するのも手段の1つ
どんな状況であれ、事故には遭わない方がいいです。
死なない程度に事故して辞めた私からの率直な意見です。
そのための費用も、エネルギーも、心労も、体力も消耗しつくしました。
割が悪すぎです。
・「辞めます」という勇気
・次のための準備
・繋ぐための資金
これにエネルギーを注ぐ方が賢いでしょう。
事故って現状から逃れたいと考えるあなたは決して弱くありません。
むしろ、あなた自身が限界になってしまうまで頑張り続けることができたことは、
普通の人ではなかなかできないことなのだと、自分自身をまず認めてあげましょう。
そして、あなたが行動するかどうかで変えられることも多いのです。