
仕事が生活の中心といった、仕事が趣味になっている人もいるでしょう。
仕事にやりがいを持てる一方で、私生活との境界線が曖昧になるので注意が必要です。
この記事では、仕事が趣味なことで周囲の迷惑になることや危機感を感じている人へ、仕事を趣味にすることのメリットデメリットと対策について紹介します。
私は以前仕事にのめり込みすぎたせいで体調を崩した経験があります。
手遅れになる前にしっかりと対策をとりましょう。
【こんな悩める会社員へ】
・自分は自他ともに認める仕事人間である
・仕事にのめり込みすぎている自分に不安を感じている
・仕事以外にやることがないので仕方なく仕事中心の生活になっている
仕事が趣味であることを迷惑がられないためには趣味を見つけることが大切
以下に、仕事以外の趣味を見つけることのメリットを紹介します。
・仕事とは別の生きがいが手に入る
・仕事とは異なるストレス発散方法が手に入る
・仕事以外の活動をすることで疲労軽減になる
仕事が趣味であることは本当に素晴らしいことです。
ですが仕事に没頭しすぎることで、仕事以外に興味がなくなってしまったり、疲労が蓄積しやすかったりする原因にもなってしまいます。
そのため、仕事以外の趣味を増やすことで「リスク分散」をすることがおすすめです。
仕事しかやることがない、楽しいと感じないと、仕事をリタイアした後や仕事が上手くいかない時のストレスは計り知れません。
また、仕事とは直接関係ないことでも、別のことをすることで気分転換になったり、新しい視点を養ったりすることで仕事のいいアイデアが浮かぶこともあるでしょう。
冒頭でも述べましたが、私は以前仕事にのめり込み過ぎて体調を崩して転職を余儀なくされた経験があります。
もともと暇を持て余すのが苦手なタイプな上にこれといった趣味がなかったことから、暇を避けるために仕事をする生活でした。
体調を崩してから意識して趣味を作るようにしたことで、今では趣味が5つほどあり、趣味をこなす時間を捻出するのが大変なくらいです。
趣味を作って最も変わったと感じたのは、「自分の視野の広さ」です。
以前は仕事にしか興味がなく、人付き合いも仕事の範囲内でしたので、当時は視野や人間関係が狭く、今思うと割と頑固だったと感じています。
ですが、スポーツや芸術など、様々なジャンルの趣味を通して仕事だけでは得られない新しい視点を得ることに繋がりました。
また単純に仕事以外のことをして過ごす時間を設けるだけでも必然的に心身の疲労回復になりますので、まずは無理に趣味を見つけなくても良いので「仕事以外のことを考える時間」を意図的に増やしてみてください。
仕事が趣味であることのメリットデメリット
仕事が趣味であることのメリットデメリットは、以下の通りです。
・仕事にやりがいを感じる
・仕事のモチベーションが高い
・仕事が好き
趣味というのは、空いている時間に好きでやるもののことです。
趣味のない人も多いですが、一般的な趣味はスポーツやゲーム、アウトドアなどの娯楽的なものがほとんどですので、仕事が趣味という人は少数派と言えるでしょう。
どのような人にとっても、好きなことや興味関心のあることは楽しいと感じますから、仕事が趣味な人にとってスキルアップのための努力や仕事のことを考えるのがワクワクできる時間なのです。
仕事が趣味だと、「仕事が楽しい」→「スキルアップの努力が苦でない/楽しい」→「もっとできるようになる」→「仕事がより楽しくなる」という好循環が生まれます。
もちろん仕事で壁にぶつかることもありますが、仕事が趣味の人にとってハードルを超えることもやりがいにつながるでしょう。
こうした点から、仕事が趣味であることは、仕事上のストレスが相対的に少なく、とても楽しく仕事ができるという大きなメリットがあるのです。
多くの人にとって仕事は「辛いもの」、「嫌なもの」であり、状況によっては深刻な病や命に関わる場合もあります。
そういった仕事が楽しく、やりがいをもてるというのはとても素晴らしいことです。
・家族とすれ違ってしまう可能性がある
・仕事と生活の境界線が曖昧になる
・興味や人付き合いの範囲が狭くなる
・ストレスや疲れを溜めやすい
仕事が趣味である人のほとんどは仕事以外に興味があることや、趣味がないです。
そのため、休日はやることがなくて暇を持て余すのが嫌なので結局ずっと仕事に関することに時間を使っている…、という方も多いでしょう。
独身であれば何をするのも自由ですが、家庭を持っている場合は配偶者や子供とすれ違ってしまい、家庭内に居場所がなくなってしまう人もいます。
私の知り合いの男性で、THE仕事人間という方がいました。
職場では皆から尊敬され、逆境におちいってもそれすら楽しむような、本当に仕事ができる方です。
ですが、仕事にのめり込みすぎるあまり、奥さんと子供とすれ違ってしまい、「家庭内に居場所がないから休日も仕事をしている方が楽しい。でも本当は少し寂しい」と、家族との関係性について悩んでいました。
この男性は、その後も仕事中心の生活を続けていますが、なるべく遅く自宅に帰れるように残業を多くやったり、夜遅くまで飲んだりすることで健康面の不安があると話していました。
仕事が楽しいのはとても素晴らしいことですが、そのせいで家族から迷惑がられてしまい、家に帰りづらくなるのは寂しいことです。
どんなに楽しいことでも、やり過ぎは身体に毒ですので、のめり込み過ぎないように自分でコントロールすることが大切です。
まとめ
・仕事が趣味であることで、仕事上のストレスが少なく、楽しいというメリットがある
・一方で私生活のバランスが崩れたり、疲労が蓄積しやすかったりするデメリットもある
・仕事が趣味であることで周囲から迷惑がられないためには仕事以外の趣味を見つける
仕事が趣味であること自体に問題があるわけではありません。
ですが生活に支障が出ていたり、自分に危機感を感じたりする場合は注意が必要です。
また、仕事が趣味だと思っていたが、実はワーカホリックだった、という人もいます。
蓄積型の疲労やストレスは気付きにくいので、以前の私のようにある日突然燃え尽きてしまって無気力になってしまうことも十分にあり得るのです。
現在何らかの危機感を感じているのであれば、早いうちに仕事以外のことを行う機会を作るべきです。
上手に気分転換を行うことでより仕事に張り合いが出るはずです。