
転職をするからには、給与や勤務地など、自分が満足できる条件の職場で働きたいと思いますよね。
ですが、全てを備えている職場を見つけるのは難しいのが現実で、転職活動を続けるうちに妥協したい気持ちが出てくるものです。
ここでは、転職で妥協して後悔しないための方法と、妥協すべきでない理由について紹介します。
転職で妥協して決めると、必ずと言っていいほど後悔します。
後悔する前に、事前にポイントを押さえておきましょう。
もくじ
転職で妥協して失敗しないための3つの方法
転職で妥協して失敗しないための方法は、以下の通りです。
・自分の軸を決める
・企業選びはしっかり
・転職活動は働きながら

自分の軸を決める
自分の「軸」とは、転職先に求める条件の優先順位のことです。
自分の「こうしたい」や「これだけは譲れない」という「軸」を決めておかないと、手当たり次第に応募することとなり、内定後に後悔する可能性は非常に高いです。
また世の中にはたくさんの企業がありますが、自分の理想を全て満たすような都合のよい会社はなかなかないでしょう。
理想的な会社を探すだけでも時間がかかる上、探しているうちにチャンスを逃さないとも限りません。
優先順位をしっかり決めておけば、「譲れない条件」と「妥協してよい条件」が明確になり、複数内定をもらって迷った時にも役立ちますよ。
企業選びはしっかり
「何となく」や「有名企業だから」といったような理由で応募先を選定していては、
応募側にとっても、選考する企業にとっても「決め手」に欠け、選考がなかなか進まない要因となるでしょう。
そのため、やみくもにたくさんの会社に応募するよりは、「この企業でないとだめだ」と思えるような会社に厳選した方が、転職活動中のモチベーションを保ちやすく、熱意も伝わりやすくなります。
転職活動は働きながら
心身共に健康であれば、働きながら転職活動することをお勧めします。
なぜなら、職後に探すとなると、金銭的な不安がつきまとい、焦って妥協しやすい可能性が高いからです。
退職後に転職活動する場合、多くの時間をかけられるメリットはありますが、時間があると「いつでもできる」と考えてしまいがちで、自分を厳しく管理できる人でなければ生活リズムが乱れやすくなります。
働きながらの転職活動は大変ではありますが、時間的制約がある分、メリハリをもって活動することができるでしょう。
転職活動で妥協するべきではない理由
転職先を妥協するべきではない理由は、以下の通りです。
・仕事でやりがいを持てない
・「こんなはずではなかった」があとから出てくる

仕事でやりがいを持てない
自分がやりたいことや、向き不向きを理解せずに適当に決めてしまった場合は、仕事でやりがいを持てず、毎日が苦痛になってしまいます。
好きな仕事や自分の得意を活かせる仕事であれば、スキルアップや知識の吸収の速度が早いでしょうが、そうでない場合は、モチベーションを保つだけでも大変な労力を要します。
さらに、周囲と差がついてしまった場合、よりモチベーションが低下し、社内でも精神的に居場所を失ってしまいかねません。
よりよい職場を求めて転職をしたはずなのに、これでは本末転倒ですよね。
同じ過ちを繰り返さないためにも、しっかりと自分の「軸」を把握した上で転職先を決めるべきです。
「こんなはずではなかった」があとから出てくる
自分の「譲れない条件」が分からない状態で転職先を決めてしまうことで、後から「こんなはずじゃなかった」という点が出てきてしまいます。
人は、良くも悪くも慣れるもの。
転職活動中は、前職を辞めたい気持ちが強いため、どのような企業でも良く見えてしまいがちです。
そのため、「前職と比べたらとてもいい会社」でも、慣れてきたら入社前には見えていなかった部分にストレスを感じたりすることもあります。
比べるのは前職ではなく、あくまでもあなたの軸です。
ここがズレてしまえば、何度転職をしても満足できる結果を得ることは難しいでしょう。
転職を妥協で決めるのはNG【まとめ】
・自分の軸を決め、優先順位を明確化させることが大切
・やみくもに応募するだけでは熱意が伝わらず、選考が進みにくくなるため、厳選すべき
・心身が健康であれば、働きながら転職活動するのが良い
・転職活動を妥協してしまうと、仕事にやりがいを持てず、毎日が苦痛になる可能性がある
・適当に決めてしまうことで後から「こんなはずじゃなかった」不満が出てくることもある
転職活動は、その後のキャリアに関わる、非常に重要なものです。
適当に選んで失敗してしまっても、そう簡単に転職することは難しいため、可能な限り時間をかけるべきです。
また、簡単に内定をもらえるような会社は、他の人も簡単に入れるような会社だと思ったほうが良いです。
そのような会社の場合は、入社後の待遇もあまり期待できないでしょう。
転職活動中は「一刻も早く次の会社へ行きたい」気持ちでいっぱいになり、会社選びで盲目的になりやすいですが、一度冷静になって自分が本当に求めているものについて熟考してもらいたいと思います。