
人間の脳は、左右で異なった働きをしており、左右のどちら側をよく使用しているかどうかで「右脳派」・「左脳派」に分類されます。
この記事では、右脳派の人に向いてる仕事・向いていない仕事と、右脳派・左脳派の特徴及び右脳派の強み・弱みについて紹介します。
右脳派と左脳派では、得意分野が大きく異なります。
右脳派の人の特性や向いてる仕事が分かることで、あなたの天職が見つかる一歩となるはずです。
【こんな悩める会社員へ】
・右脳派に向いてる仕事が知りたい
・右脳派と左脳派の特徴が知りたい
・右脳派の強み・弱みを知りたい
右脳派の人に向いてる仕事
右脳派の人に向いてる仕事は、以下の通りです。
・フォトグラファー
・スタイリスト
・美容師(動物好きであればトリマー)
・商品企画
・接客業
・俳優
・経営者
・美術関連
・デザイナー
・脚本家
これらに共通しているのは、「美的センス」や「アイデア力」、「直感力」が多く必要とされる、クリエイティブな仕事であるということです。
また右脳派の人は想像やイメージする力も強いため、商品を企画する際やお客様のオーダーに対して完成形をイメージすることが得意です。
そのため、演技や文章、色彩などで何かを「表現」する芸術分野が特に向いています。
さらに相手の表情や話し方などから、相手の心情を読み取り、ニーズをくみ取る能力にもたけていますので、接客業や商品企画、経営者などといった仕事でも活躍することができます。
右脳派の人は感覚で動くことが多いため、これらの仕事のような、感性を活かせる仕事では大いに特性を活かすことができるでしょう。
右脳派の人に向いていない仕事
右脳派の人に向いていない仕事は、以下の通りです。
・事務
・データ入力
・警備員
・清掃
・工場などのライン作業
・弁護士
・税理士
これらの仕事に共通しているのは、
・変化が少ない
・コツコツ続けることが必要とされる」
・仕事における自由度が低い
ことです。
右脳派の人の長所は、既存の枠に収まらない斬新な考え方ができることです。
そのため決められた仕事をコツコツとこなす、上記のような職業には向いておらず、退屈に感じてしまうでしょう。
上記のような仕事では、決められたことをこなすことが重視されますので、独自の斬新な考え方や、直感で行動する、といったことは敬遠されやすく、右脳派の人の長所を活かすことも難しいです。
また職場選びの際は、仕事内容だけではなく、組織の雰囲気にも要注意です。
仕事内容がどんなにあなたに合っていたとしても、職場が変化を好まなかったり、公務員色が強く、THE会社員のようなお堅い雰囲気だったりすれば、向いていない仕事同様に、出る杭は打たれてしまう可能性が高いからです。
こうした職場環境では、右脳派の人のせっかくのクリエイティブさを活かすことができなくなってしまうため、こうした職場は避けた方が良いです。
右脳派と左脳派の特徴
右脳派と左脳派の特徴は、以下の通りです。
・感覚や直感的能力に優れている
・楽天家
・マイペース
・空想
・非言語的
・イメージで記憶する
・共感力が高い
・感情的
・分析的で論理的
・言語力や計算機能が高い
・真面目
・几帳面
・努力家
・名称や数字など、文字で記憶する
・整理整頓が得意
・リスクを避ける
右脳派と左脳派で、真逆とも言えるほど大きな違いがあることがお分かりになるでしょう。
右脳派の人は理路整然とした説明や数字は苦手ですが、視覚や直感能力に優れており、創造的で型にはまらない思考をする傾向があります。
一方左脳派の人は、想像したりアイデアを出したりすることは苦手ですが、言語的で分析的なので、物事の原因を考えることや読み、書き、計算が得意です。
一般的には、本を読んだ時に映画のように情景が浮かぶ人は右脳が強く、理路整然と話ができる人は左脳が強いと言われています。
ちなみに人間は、生まれて間もない頃は、ほぼ右脳で行動します。
生まれたばかりの赤ちゃんをイメージすると分かりやすいですが、嫌なことがあれば泣き、嬉しいことがあれば笑います。
そして、3歳頃から左脳が発達しはじめ、少しずつ論理的な思考ができるようになるのです。
よく幼い子供は「頭がやわらかい」、「発想が面白い」と言われることが多いですが、右脳が発達している人は、幼少期の長所を維持しているとも言えるでしょう。
左脳は年齢とともに発達しますので、左脳派の人は大人な考え方ができる人と言えます。
右脳派の人の強み・弱み
右脳派の人の強み・弱みは、以下の通りです。
【強み】
・新しいことに挑戦できる
・クリエイティブなことが得意
・感情が豊か
右脳派の人の多くは、楽天的で好奇心旺盛ですので、未知のことも抵抗なく受け入れ、挑戦することができます。
さらに想像力や発想力も豊かなので、常識にとらわれずに0から何かを作り出すことも得意です。
また右脳派の人は共感力が高く、感情が豊かなので、「こうしたら喜んでもらえそう」や「これをやったら面白そうだ」といったアンテナが鋭い特徴も持っています。
そのため多くの人から共感されやすく、商品や作品がヒットしたり、お客様に満足してもらえたりすることも少なくないです。
【弱み】
・理論やデータに弱い
・感情的になりやすい
・整理整頓が苦手
一方で、右脳派の人は「ひらめき」や「気分」で行動することが多いため、相手が分かりやすいように説明したり、根拠を示したりするといった、数字や論理的な思考に弱いです。
論理的に話すためには、順序立てて話しながら、根拠となる数字やデータを示すことが必要ですが、「感覚」や「イメージ」でこなせてしまう右脳派の人は物事を整理することが苦手なのです。
こうした点から、自分のデスクや書類などを分かりやすく整理整頓することも苦手な人が多いです。
また、右脳派の人は感覚や感性が鋭い分、感情の起伏が激しい場合もあります。
喜怒哀楽がはっきりしているのはとても魅力的なことですが、悪い方へ作用してしまうとちょっとしたことで腹を立てたり、かなり落ち込んだりしてしまい、仕事に影響が出ることもありますので、注意したいところです。
まとめ
・右脳派の人は、美的センスやアイデア力を活かせるクリエイティブな仕事に向いている
・右脳派の人は、視覚や直感能力に優れ、創造的で型にはまらない思考をする傾向がある
・左脳派の人は、言語や分析能力に優れ、読み、書き、計算が得意な傾向がある
・楽天的で好奇心旺盛な右脳派の人は新しいことに積極的に挑戦できる
・右脳派の人は「感覚」や「ひらめき」が優れており、クリエイティブなことが得意
・右脳派の人は数字やデータ、整理することに弱いため、論理的な説明や整理整頓が苦手
・感性が鋭いため、感情豊かであるが、裏目に出てしまうと感情的になりやすい一面もある
「右脳もしくは左脳しか使っていない」という人はいません。
右脳派・左脳派はあくまでも使用比率の多さですので、それぞれの特性を併せ持っている人も多いです。
ですが、右脳と左脳で得意分野や機能が大きく異なっていますので、どちらをより多く使用しているかどうかで、必然的に向いてる仕事や強みが見えてきます。
今の仕事が周囲と比べて「できない」、「向いていない」と感じている場合は、あなたの特性に合っていないだけの可能性もあります。
そのため簡単に諦めず、様々な角度からあなた自身を分析してみることが大切です。