「残業なし」の求人は嘘!?求人票の嘘を見抜くテクニック&要注意ワード4つ紹介

近年長時間労働が社会問題となり、政府主導の働き方改革によって多様な働き方が注目されています。

 

ですが日本の労働者人口は年々減少傾向にあり、長時間残業を強いる企業も少なくありません。

 

この記事では、「残業なし」の求人票に潜む嘘を見抜くテクニックと要注意ワードについて紹介します。

 

将来を左右する転職活動では、応募企業は慎重に選びたいものです。

 

企業選びのコツが分かれば、入社後に後悔するリスクを減らせます。

【こんな悩める会社員へ】

・残業が少ない会社へ転職したいが、「残業なし」の求人に応募して大丈夫か不安

・どの求人票も魅力的な言葉ばかりで、どのように読み取れば良いか分からない

・残業が多い会社はもうこりごり。転職先は絶対に失敗したくない

 

残業なし求人の嘘を見抜くテクニック&要注意ワード

できるだけ残業が少ない企業を探す際の求人票の要注意ワードは、以下の通りです。

・就業時間や給与の記載が曖昧

・応募先企業の終業時間以降に電話/外から見てみる

・「残業なし」、「残業ほぼなし」、「残業少な目」

・みなし残業代○時間分を含む」

 

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一つずつ解説していきます

 

 

就業時間や給与の記載が曖昧

・当社はフレックス制を導入しておりますので、好きな時間から出勤できます

・あなたの頑張りに応じて収入を増やせます

・勤務時間○時~○時まで・ただし多少の変動あり

 

などのような、就業時間や給与の記載が曖昧な求人票は要注意です。

 

しっかりした企業の場合は、就業時間や給与は常識的かつ分かりやすく記載されています。

 

ですが長時間労働が常態化し、嘘の求人票を出している企業の場合は、勤務時間が「何時から何時まで」などの記載がなかったり、給与欄の金額の幅が大きく、基本給がいくらなのか不明瞭だったりします。

 

また給与の金額が不自然に高すぎる場合も要注意です。

 

求人票に、残業を最大限にした場合の給与が記載されている場合もあるためです。

 

「勤務時間に融通がききそうで、給与も他社と比べて高くていい企業だな…。」と思って転職したら、残業だらけで勤務時間が不規則な上に、基本給が平均より少なく、残業代込みの金額だった…、などという可能性もあるのです。

 

このような求人に騙されないためには、希望する業種に限らず、できるだけ多くの企業の求人票に目を通すことをおすすめします。

 

応募する予定はなくても、様々な企業の記載パターンを見ておくことで、どのような表示が「曖昧か、そうでないか」が分かるようになるはずです。

 

応募先企業の終業時間以降に電話/外から見てみる

この方法は、企業の日常を垣間見ることができるため、極めて有効です。

 

確実なのは電話をかけてみることですが、何を話せばいいか分からなかったり、緊張してしまったりする場合は、会社の外から様子を見てみるだけでも充分です。

 

私が過去に電話を掛けた時は、嘘偽りなく、応募者として電話しました。

 

わざと定時を2~3時間ほど過ぎたあたりで電話をかけ、電話に出るかどうかを確認し、電話に出たら応募に関する質問をするというものです。

 

当時は休日出勤がないかどうかも不安要素の一つでしたので、「現在就業している仕事の関係で、平日の選考に参加することが難しいのですが、御社では土日でも面接を行っていただけるのでしょうか。」といった質問をしました。

 

また、電話に出た人の対応で会社の雰囲気も少しですが分かりますので、そういった点も判断材料になるでしょう。

 

私は実際に、電話に出た企業の人の電話対応が酷すぎたことで応募するのをやめた経験があります。

 

もちろん、遅くまで働いていたのはその日だけだったり、電話に出た人がたまたまハズレの人だったりする可能性もあります。

 

ですが、企業の雰囲気や姿勢は、何気ない言葉遣いや声色によく出るものですので、実際に電話してみた時に「どう感じたか」で判断することも大切だと考えています。

 

さらに、会社の外から電気がついているかどうかなどを確認することは電話よりも容易ですので、不安な場合は可能な限り確認してみると良いでしょう。

 

 

「残業なし」、「残業ほぼなし」、「残業少な目」

先ほど「曖昧な表現」は要注意とお伝えしましたが、それと同時に「言い切り型」も要注意ワードです。

 

理由としては、正社員として働いていて「残業がない」と言い切れる点に疑問を感じるためです。

 

その会社で働く人のタイムカード上は「残業なし」でも、実際はサービス残業をしている可能性もあるのです。

 

私が以前働いていたブラック企業では、残業なしの実績を作るために、上司が部下に指示して定時にタイムカードを切らせてから残業させていました…。

 

もちろん残業が多い職種と少ない職種もありますので、一概に言えない部分もありますが、気になる企業が何の補足もなく「残業なし」と言い切っている場合は、同業他社の動向や仕事内容など調べるなどして用心するに越したことはありません。

 

また、「残業ほぼなし」、「残業少な目」も曖昧表現なので要注意です。

 

そもそも「ほぼ」や「少な目」は、人によって受け取り方が異なります。

 

毎日1時間残業を行っている企業が「残業少な目」と謳っても、企業の主観なので間違いではない、ということになりますが、人によっては「あまり残業ないと思ったら普通にある…。」と感じるでしょう。

 

そのため、基本的に残業はしたくない、と考えている方は、「残業ほぼなし」や「残業少な目」には特に気を付けた方が良いと言えます。

 

みなし残業代○時間分を含む

みなし残業とは、予め残業代が給与に組み込まれている制度のことで、残業が少なければ少ないほど従業員が得をしますが、一方で残業が多ければ多いほど損をします。

 

一見給与が増えるのは嬉しいことのように感じますが、月の残業時間の明示がなく、みなし残業制度がある企業は残業がかなり多い傾向があります。

 

なぜなら給与に上乗せしている以上、上乗せした金額以上働いてもらわないと企業が損をするからです。

 

基本的に企業側で設定しているみなし残業時間は「最低限の時間」ですので、実際は設定時間よりも多く働くと思った方が良いです。

 

また通常、みなし残業時間分を超えた残業代は追加で支払わないといけないことになっているのですが、実際は支払われないことがほとんどです。

 

働く側としても、残業代を請求することで自分の立場が悪くなるのが怖くて言い出せず、泣き寝入りせざるを得ないことが多いです。

 

超過分をきちんと支払ってくれる企業であればまだましですが、そもそも支払う気があるなら初めから「みなし残業代」などつけなくても良いはずです。

 

超過分が支払われるのかどうかや、本当にみなし残業時間内に仕事が終わるのかどうかは正直入社してからでないと分かりません。

 

そのため、どうしてもやりたい仕事であるとか、明確な目的がある場合以外は避けた方が無難と言えます。

 

まとめ

・終業時間や給与の記載が曖昧な場合は残業が多い可能性があるため要注意

・企業の終業時間以降に電話を掛けたり、外から様子を見たりすることで実態が分かる

・「残業なし」、「ほぼなし」、「少な目」は企業の主観である可能性もあるので要注意

・みなし残業がある企業は残業が多い傾向にあり、超過分の支払いがないこともある

 

 

求人票に嘘を記載するのはとんでもないことです。

 

ですが、求人内容を偽って記載すること自体に罰則はなく、行政指導ができる程度なので、規制になっていないのが現実です。

 

そのため、求職者が企業を見極めることがとても大切です。

 

基本的にブラック企業は良い言葉ばかり書いてあることが多いので、内定が決まらなくて焦っている時や落ち込んでいる時に引っかかりやすいです。

 

転職後に「こんなはずじゃ…。」と後悔しないよう、冷静さを保って選定してください。

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